鼓膜
軟骨部外耳道

外
耳
道
骨部外耳道
耳の穴の入り口から鼓膜までの空洞を
外耳道といいます。
ここに炎症がおこるものを外耳道炎といいます。
耳掃除などの刺激でおこるほか、中耳炎の耳だれ・
海水浴や入浴などの水の刺激によってもおこります。
症状は外耳道にかゆみや熱っぽい感じが生じ、
軽い耳の痛みがおこります。
ひどくなると、膿瘍(膿のかたまり)ができる場合も
あります。治療は軟膏を塗ります。
重いものだと、抗生物質なども内服します。
日頃から耳をいじったり、ひっかいたりするような
刺激は避け、外耳道を清潔に保つことが必要です。
鼓膜外傷→外的な力が加わって鼓膜が破れた状態です。
耳かき・マッチ棒・異物などの直接的な力が加わっておこるほか、
平手打ち・爆発・爆風などの外耳道気圧の急激な上昇などの
間接的な力でもおこります。症状は、最初耳にすこし痛みがあり、
少し出血しますが徐々に治まります。
しかし、難聴と耳鳴りが残ります。
外耳道閉鎖症→外耳道が骨または結合組織で閉ざされた状態です。先天性(生まれつき)のものと
後天性のものがあります。外耳道が閉ざされているため、音が中耳へ伝わらず、伝音
難聴となります。(聴力レベル60デシベル程度)
視診のほか、聴力検査・レントゲン・CT検査を行い外耳道の状態を詳しく調べます。
その結果、手術をすべきかどうかを判断します。手術の方法には、外耳道をつくる
外耳道形成術と、さらに聴力を回復させる鼓室形成術があります。
鼓膜穿孔→鼓膜にアナがあいている(穿孔)状態です。上記の鼓膜外傷の他に
急性中耳炎・鼓膜チューブ挿入術(詳しくは中耳炎の種類と治療へ)のあとにおこってきます。
症状としては軽い難聴があり、耳を触りすぎたり、耳に水が入ったりして感染がおこると
膿のまじった耳だれがでます。中等度以上の難聴がある場合は、他の耳の病気も合併して
いることがあるので、CTなどの詳しい検査が必要です。
鼓膜穿孔の治療は日帰り手術となります。鼓膜形成術といって、耳の後ろの組織をとり
それを鼓膜の裏側から貼り付けるものです。所要時間は20分ぐらいです。